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2021年度「ひろしまの宝物」第4回セミナー開催!




10月13日(水)に、2021年度「ひろしまの宝物」第4回目となるセミナーを開催しました。



今回のセミナーは、約3週間後に迫る広島大会に向け、グランプリエントリーを意識したより実践的な内容となりました。


グランプリエントリー時には、端的に自社商品の魅力が伝わる、商品説明(①商品名、②一般用語説明、③タグライン、④簡易説明)が必要です。例えば、③タグラインには30文字の制限があります。商品の魅力、価値、アピールしたいポイントを今一度考え、不要なエッセンスを削ぎ落とし、30文字の中に閉じ込めます。


講師羽根は、その過程の中で、これまでセミナーで説いてきた「差異」「理解」があるのか?を考えることがポイントだと解説し、聞き手を惹きつけ、そして「価値」に繋がる「伝える技術」を伝授しました。


 

全体発表の時間では、デニムを製造している事業者さんが、「デニムツアー」を発表。

「デニムツアー」とは、デニム一つ一つの生地を触りながら職人と話し、自分オリジナルのジーンズを作るというもの。デニムの布を織る、縫製する技術が集積した、広島の福山市ならではの商品です。



事業者さんは、デニムと他の衣服の違いとして、履いているうちに履き手自身の生活によって部分的に布が擦れて白くなる点を挙げ、デニムの変化していく魅力を説明しました。このように、デニムは出来上がって終わり、ではなく、履いてもらうことでデニムの新たな人生が始まるというのが最大のポイントだそうです。


 

事業者さんによる発表後、講師羽根は、「デニムツアー」のタグライン・簡易解説をフィードバック。その中で、「伝える技術」に通ずる重要なポイントが出てきました。



一つは、ありがちな形容詞(新しい・嬉しい・美味しい)を使わないことです。

これは他の事業者さんにも散見されますが、「新しいとはどんなこと?どういうところが美味しいのか?」といった観点で、伝えるべきキーワードを研ぎ澄ましていくことが非常に重要です。このような作業を通して、今一度自社商品の「差異」について考えることができます。


二つ目は、あれもこれもと要素を詰め込みすぎないことです。

詰め込むほど聞き手に迷いが生じ、印象がぼやけてしまいます。コアバリューを明確にして一本の筋を通すことがポイントです。



今回のセミナーは、主に、商品の表現方法について、学びの多い時間となりました。消費者や聞き手を惹きつけるためには、商品自体に限らず、商品の伝え方においても「差異×理解」の視点からのブラッシュアップが大切だと思います。

約3週間後のグランプリでの発表に向け、事業者さんはいよいよ大詰めですね!今年初開催となる「ひろしまの宝物」グランプリでは、どんな「宝物商品」を見ることができるのか、ますます期待が高まります!


 

▼「ひろしまの宝物」セミナー詳細








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