今回は1回のみの体験セミナーでした。
斬新で活発な意見が飛び交い、かなり盛り上がった印象でした。
今年度は島根のグランプリとしては開催されませんが、これからの発展を予感させるような雰囲気に
参加者の方々もワクワクされていた様子でした。
全体シェアでは出雲で箸を売っているひらの屋さんが登場。
出雲大社と言えば、の縁結び箸を販売されています。
商品を売るのみだけでなく、箸を一つのツールとして島根に来てもらうことを目的としている観光業であるとのお話をしていただきました。
物でなくコトを売るという大切なポイントを抑えられているひらの屋さん。
ターゲットを絞り、パッケージや見せ方を工夫することで、同業者との差異を作り、発展していくことが出来そうです。
次は千茶荘さんに登場していただきました。
お茶を入れる実演では、水が一瞬で鮮やかな緑色に変化する様子に会場が沸きました。
講師羽根も見せ方が素晴らしいとフィードバック。
その後各事業者が行っている見せ方の工夫についてグループワークが行われました。
パッケージを変えて人気商品になった例が紹介され、
参加者も自社商品の見せ方について今一度考えるきっかけになりました。
今回のセミナーでもかなりの盛り上がりを見せたのがフードマリコさんのシェア。
この会社は完全アレルギー対応のお菓子をされています。
社会的意義の強い商品ですが、アレルギーのない方に理解、共感してもらうことが課題です。
商品を通して伝えたいメッセージを一つに絞ることの難しさと大切さについて学びました。
最後に試食した、マリコさんが人生をかけて作ったアレルギー対応のチョコレートケーキは講師羽根も大絶賛。アレルギーでない人にも喜ばれる商品になり得るのでは、と期待が高まります。
商品を特別なものにしていくには差異×理解が必要、ということが今回のセミナーの最大の学びでした。
しかし単に奇をてらえばよいというものではなく、時代や社会の流れを読み、理解してもらえるような商品でなくてはなりません。
たくさんの可能性を秘めた島根の原石を垣間見ることが出来た今回の体験セミナー。
コラボやブラッシュアップを通じて、原石が光り輝く宝物になっていくのが楽しみです。
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