2023年10月4日(水)、「滋賀県の宝物」第3回セミナーを実施しました。
冒頭には豊島区のおはぎ屋さんで看板メニューになった、○○おはぎとは?というワークがありました。答えは「こぼれるおはぎ」。動詞で伝えることでライブ感があります。では、「ステーキなら?お蕎麦なら?」とアイデアを飛躍させていきます。グループで考えると、どんどんアイデアの幅も広がりました。続いて、生成AI「ChatGPT」をつかって、さらに多くのアイデアを広げていきます。自分達で考えるだけではなく、ツールもうまく活用しながらこれまでにない新しい商品の伝え方を考えます。生成AI「ChatGPT」では、コンセプトを考えるサポートもしてくれるので、ヒントがたくさんあります。「差異×理解=価値」の説明が羽根からあり、この公式を使いながら、価値を高めていくことをみなさんと考えました。
全体発表の時間では、企業組合ビュースパイアの三科(さんしな)さんが、お米ヨーグルト『シュワグルト』をご紹介してくださいました。滋賀県が生んだ伝統発酵食品「ふなずし」を昔から薬喰いをしていたことをヒントに、お米から出来たヨーグルトです。さまざまな組み合わせで味わえるのが魅力で、当日も美味しい食べ方を数多くプレゼンしてくださいました。老若男女にわかりやすいように、菌たろうと言う絵本で菌の働きを理解する試みもご紹介くださいました。
続いては、彦根みやげ本陣さんがプレゼン。彦根城の絶景が見られるホテルのお土産屋さんには、多くの素敵な商品が販売されていますが、なかでも、彦根イイプリンをご紹介くださいました。「かたすぎず、やわらかすぎず、美味しい!」「優しい味!安心して食べれる」と会場のみなさんから好評です。さらに、多くの方に手に取ってもらうために、「見て綺麗なプリン」を考えるチームも!お花を載せたり、複数の色が詰まったプリン、滋賀特産の信楽焼の陶器を入れ物する、などなどの新しいアイデアが出ました。
最後は、3社のコラボが動き出しているという、お取り組みを紹介いただきました。歴史ある家を改築したお宿を舞台に、これから楽しみな計画が始まりそうです。また、新しい鰻の食べ方の提案もありました。日本全国の鰻を食べている講師の羽根にとっても、「最高のうなぎ!」と、唸る味だったとか。絶妙な食感も癖になるそうです。こちらも完成が楽しみです。
新しい「差異×理解=価値」を意識し言語化し、さらに、生成AI「ChatGPT」などのツールで後押しすると、幅広い表現の選択肢がうまれ、その中から、ユーザー候補の心に届く商品の「売り方」が見えてきます。回を重ねるごとに、集合知が加速している滋賀から、魅力あふれるコラボが生まれる期待もますます大きくなりました。これからが楽しみです。
▼「新潟南魚沼の宝物」セミナー詳細
Comments