top of page

2023年度「 滋賀県の宝物」第2回セミナー開催!



2023年9月21日(木)、「滋賀県の宝物」第2回セミナーを実施しました。

今回は、現地会場でも、オンラインでも、多くの事業者さんにご参加いただきました。


セミナー冒頭では、これまでの積み重ねを生かしつつも、どのように新しいエッセンスを投入していくか?について事例をもとに解説しました。工夫の仕方や変化の視点をお伝えしました。

講師羽根は、型にはまらない、既存の枠にとらわれない「out-of-the-box」の事例をご紹介しました。コラボをすると、枠からはみ出さざるをえないため、良いきっかけになるそう。それぞれのいいものはしっかりと活かしつつも、コラボをする時には手放すものもあります。それによって枠をはみ出すのです。

 

全体発表の時間では、2022年から滋賀県愛荘町で就労継続支援A型事業所をオープンし、農福連携でしいたけ栽培を始められた株式会社スマイルエンジニアの原田さんが、サラダと一緒に食べるキクラゲを試食のためにお持ちくださいました。キクラゲをドレッシングのように食べる新しい食べ方の提案です。キクラゲの独特の食感も楽しめる新商品をプレゼンしてくださいました。


この株式会社スマイルエンジニアさんのしいたけやキクラゲを使った新しい加工品や料理のアイディアを参加者に聞いてみると、「しいたけをまるごと使って、なべのお出汁にいい」「しいたけのからあげ」「乾燥してパウダーにする」「自分で収穫体験ができる」「ナッツのようなスナック」「食感を楽しめる子ども用の食べ物」と、新しいアイデアが生まれました。


続いて、「AIを使って若者用のアイデアを5つ考える」に挑戦しました。続々と斬新なアイデアが出てきました。多くの情報を得たり、壁打ちのように相談したり、と、新しいツールを活用するのも一案です。


続いては、島真珠有限会社の大西さんがプレゼン。淡水真珠(島パール)とその加工品の製造販売をされています。淡水真珠は形がバラバラで個性的ですし、自分でアクセサリーをつくることもできるそうです。「もっと若い方にお越しいただきたい!」とアイデアを募集しました。「結婚式をする式場やホテルとコラボする」「真珠をつくるところから体験できる」などのアイデアが出ました。


そして、フルオーダーで、滋賀県の栃ノ木を使用してシャンデリアや家具、カトラリーを製作しているカネハチの飯田さんがプレゼンされました。東大寺の仏師も務められたお父様から引き継いだ技術とさらにはアイデア創出力を感じる、フルオーダーのサンダルを披露してくださいました。木のサンダルのカッコよさはもちろん、履き心地も快適なサンダルでした。


最後に、株式会社みんなの奥永源寺「MURASAKIno ORGANIC」の前川さんが、琵琶湖の源流「奥永源寺地域」で自社栽培した、絶滅危惧種で東近江市の花「紫草(ムラサキ)」の根「紫根(シコン)」を活用したオーガニックコスメをご紹介してくださいました。SDGsでエシカルな商品として、各方面のアワードを多数受賞している商品です。今年度は、滋賀県初のオーガニックメンズコスメの開発に挑戦する前川さん。さらに後押しするアイデアとして「次年度は大河ドラマ『光る君へ』 で、紫式部が取り上げられるが、滋賀県はゆかりがある。そんな滋賀から生まれたコスメという点もエッセンスにできないか」「海外も含めた展開や万博も見据えたアイデアを考えたい」などのアイデアが出ました。

 

今回のセミナーも、活発なアイデアが出てきました。事業者以外の人の視点が集まり、集合知を感じる時間でした。型にはまらない、既存の枠にとらわれない「out-of-the-box」のコラボが滋賀から誕生する期待を感じました。

 

▼「滋賀県の宝物」セミナー詳細




Comments


bottom of page