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2021年度「奈良県の宝物」第4回セミナー開催!




10月11日(月)に、2021年度「奈良県の宝物」第4回目となるセミナーを開催しました。



今回のセミナーでは、いよいよ始まる「奈良県の宝物」グランプリへのエントリーに向け、エントリー時に必要となる商品説明のポイントを伝授しました。商品説明はグランプリだけでなく、販売時にバイヤーに刺さるかどうかにも関わる重要なパートです!


自社商品の価値や魅力が最大限に伝わる商品説明を目指し、参加者全員が人を惹きつける表現方法について考えを巡らす時間となりました。


 

実際に、エントリー時に必要となる商品説明は、①商品名、②一般用語説明、③タグライン、④簡易解説の4点。これらについて、文字数にも注意しながら、各事業者さんに考えていただきました。



セミナー内では、米粉入りモリンガ麺を製造されている事業者さんが、商品説明をこのように発表。

これに対して、講師羽根がフィードバックしました。



まずは、商品名についてです。

人の脳に残るのは7文字程度までのため、「モリンガ米粉翠面」から、6文字の「モリンガメン」に修正。


続いて、簡易解説について。

「県内の旭製粉様の冷麺製造の手法で〜」という箇所は、文字数制限もある中で、「県内の旭製粉様」という表現をどこまで出すかを検討すべきとアドバイス。

これは、地域大会、全国大会、世界大会で書く内容を書き換えるべきと説明し、商品説明は聞き手や販売先の相手によって、意味のある内容に適宜変えることがポイントだと伝えました。


また、「α化をしているので調理時間は1分」の表現部分が、一般消費者にとって、すんなり理解できるかどうかについても検討。

表現を変え、「事前熱処理による特殊製法で茹で時間はわずか1分。」と、α化を誰でも分かりやすい説明に言い換えるのはどうかと提案しました。


商品説明は、まず、消費者に伝わることが重要。客観的に、消費者目線で表現を考えることが大切ですね!


 

続いての事業者さんは、2021年7月にオープンした、柿畑の山頂に位置するプライベートキャンプスポットを発表。



動画を用いて、キャンプスポットを紹介していただいた後、事業者さんが考えた商品説明を発表し、羽根が一点フィードバックしました。


事業者さんが考えたタグラインは、「空と大地をひとり占め。里山で非日常体験を」。


これに対し羽根は、「非日常」だけだと全国他の地方にも非日常を体験できるところはあるので、「非日常xコミュニティ」とするのはどうかと提案した上で、「柿の収穫体験や田舎料理作りなど、複数名で一緒になって体験できる点を押すことで、他施設と差別化できるのではないか」とフィードバックしました。


次回講師が現地を訪問する2週間後までに、ブラッシュアップしておくようにとの課題が出され、どのような修正を入れてくるのかが楽しみになります!



今回のセミナーは、商品の「伝え方」において学びの多い時間となりました。商品の表現方法は、伝える相手によって変え、且つ相手が受け取りやすい響きにすることがポイントだと思います!

「奈良県の宝物」グランプリ開催まで、2ヶ月を切りました。グランプリでは、商品の内容だけでなく伝え方においても、どのような磨き上げがあるのか、皆さんの発表が待ち遠しいです!


 

▼「奈良県の宝物」セミナー詳細






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