9月14日(火)に、2021年度「兵庫北播磨の宝物」第3回目となるセミナーを開催しました。
今回のセミナーは、「社会の求めるより良い方向を意識した商品とは?」という問いをテーマに、社会の流れに沿った、商品の更なる商品の磨き上げ方について、参加者が考えを巡らせる時間となりました。
全体発表では、パン屋を経営する事業者さんが、フィナンシェ2種(ノーマル・丹波篠山産の黒豆入り)をプレゼン。
主力商品はパンですが、パンは賞味期限が短くお土産に不向きということで、 1・2回目のセミナーを受け、日持ちする焼き菓子を新たに作られたそうです!
試食後、会場参加者から、ノーマルフィナンシェについては「甘さ控えめで食べやすかった」、黒豆フィナンシェは、「しっとりしており、豆の美味しさを味わえた」「黒豆のインパクトがあり、おいしい」とコメントがあり、どちらも好評でした。
一方で、講師羽根は、「通常の焼き菓子から少しout of boxした商品だが、もう少し“差異”が欲しい」とフィードバック。 そこで、会場の皆さんで、このフィナンシェをブラッシュアップしてみようとグループワークを実施しました。
グループワーク後、参加からは、「きなこをかけるのはどうか?」「寿司ネタのようにフィナンシェを捉え、お酒につけて食べる」「砂糖でコーティングして焼いて焦がしながら食べる 」など様々なブラッシュアップ案が挙がりました。
また、フィナンシェに兵庫篠山産の黒豆を使用している点、そして兵庫はゴルフ場の数が日本一である点を掛け合わせれば、兵庫の特産品が作れそうだということで、「フィナンシェをゴルフボールの形にして、フォークをゴルフクラブで作ってみる」といった面白いアイディアも!
「あとは、フィナンシェをゴルフボール型にできれば実現できそう…」ということで、その場でゴルフボールの型を作れる人を募ったところ、なんとオンライン参加の鋳物屋さんが、自社ではなく知り合いを紹介できるとのことでした!コラボレーションによる商品開発の可能性大です!
今回のセミナーでは、参加者全員でディスカッションして出たアイディアによって、兵庫らしいコラボレーションの兆しが見えました!参加者からの発言やフィードバックも、より積極的なコラボを意識したコメントが多く、約2ヶ月後のグランプリを意識するセミナーとなりました。残り2回のセミナーで、どのように商品が研ぎ澄まされていくのか、ますます楽しみになります!
▼「兵庫北播磨の宝物」セミナー詳細
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