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●世界大会、無事、終了!大会で得られる本当の価値

  • 8月2日
  • 読了時間: 5分

シンガポールで開催された世界大会が無事、終了しました。

審査員の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

皆様のご支援がなければ、この大会は開けません。心から感謝いたします。

オマーンからわざわざきてくださったSuadさん、本手にありがとうございました。

そして、誰よりも参加された5事業者の皆様に本当にお疲れ様でしたと言わせてください。

この大会に出ることでたくさんの時間とエネルギー、そしてお金も必要となります。

もちろん.みんな、グランプリを目指して一生懸命、

準備するわけですが、取れるのはたった1組のみ。

ワールドカップもそうでしたが、例え、勝ち続けてきたあのアルゼンチンでさえも、

最後の決勝では負けてしまいました。

ですから、今回のグランプリで準グランプリをとったチームでさえ、

ステージで準グランプリの感想を求められた回答が、「悔しいです」でした。


このグランプリで得られるものは何かと問われれば、

その後の販売につながるということ以外に、

もう一つはこの「負ける体験」ではないかと思っています。

負けることがなぜ、グランプリで得られるものなのか?

人間は、普通に仕事をしている限り、自分のやり方を疑ったり、

自分のやり方を変えてみようと努力することは、ほぼないと思うのです。

日々の仕事を回すことで精一杯で、「改善」を行うことはあっても、

もう一歩踏み込んだ「改革」に手をつけることはありません。


しかし、本気で悔しがったり、本気で何とかしたいと思う時のみ、

人は方向性を変えること、「シフト」することができるのではないでしょうか?


熊本で大きな地震がありました。イオンモールでの爆発など、

衝撃的なことも重なり、多数の死者も出てしまう大変な被害でありました。

心からお悔やみ申し上げます。


しかし、恐らく日本からこうした災害をなくすことはできません。

日本は、世界でも有数の地震多発地帯です。常にこうした災害と対峙していかなければなりません。


しかし、振り返ってみると、地震を通して、日本はさまざまな復興、改革を行ってきました。

今回、こんな地震が起きてしまったことは、本当に悲しくて嫌なことなのですが、

僕は今こそ、熊本の方々にとってチャンスにするしかないと思っています。

悪いことの後に、良いことが起こるのです。


神戸と東日本大震災では、単なる復旧ではなく、

「Build Back Better(より良く復興する)」という考え方のもと、

大きな制度改革や都市改革が進みました。

神戸港は、世界有数の港でしたが、昔ながらの仕組み、しがらみが多く、

改革はなかなか進みませんでした。

それが地震による壊滅的な被害の後、いっきに港湾システムの最新化へと進みました。

東北地震も同様です。東北の震災を境に、日本に復興庁が生まれました。

それまでは地震が起きても自治体はどこに相談すればいいのかわからなかったのだそうです。

復興庁は、「新しい東北(New Tohoku)」というキーワードを作りました。

単なる復旧ではなく、人口減少、高齢化、

地域産業衰退という震災前から存在していた課題を一緒に解決しようと考えました。

そこで、

 • 地域ブランド

 • 新産業

 • 観光

 • 農業

 • 民間企業との連携

を進めるNew Tohoku構想が始まりました。


東北震災から15年。

今回の世界大会では、それを象徴するように、

壊滅的な被害を受けた七ヶ浜で、カフェを営む事業者と、

こちらも壊滅的な被害を受けた三陸で牡蠣を育てる事業者のコラボ商品がグランプリを獲得しました。

震災から15年が経ち、その15年の間に、牡蠣の育て方を根本から変え、

世界的なサスティナビリティの認証まで取ったこの牡蠣の養殖法。

「私たちのような世界的なホテルでは、こうした認証をとっていることがとても評価されます。」

審査時には、審査員からこんな声も上がりました。

このコラボチーム、実は全国大会では部門グランプリでは準グランプリでした。

準グランプリの事業者は、世界大会に進む権利を持ちません。

しかし、部門グランプリを受賞した事業者が辞退をしたため、

枠が空いて、繰り上げ参加となりました。

ジャパングランプリでは、多くの期待を背負っていたのに、

準グランプリという結果に終わり、めちゃくちゃ悔しがっていました。

そう、まさに今回の世界大会で勝てなかった事業者と同じです。

繰り上がりが決まった後、このチームの追い上げ、改善は凄まじいものがありました。

わずか5ヶ月で別物と言えるくらいの進化を遂げてきました。


グランプリを取ることによってしか見えない世界があります。

グランプリを取ることで、人生が変わった人をたくさん見てきました。


同様に、負けなければ見えない世界があります。


しかし、そこで見たものこそ、本当に必要なこと、本当に立ち向かわなければならない壁なのです。

「にっぽんの宝物グランプリ」という仕組みは、ただ優劣をつけるために作ったものではありません。

人間の成長、1人では絶対に手に入れることがでない成長を導くために、

僕らはにっぽんの宝物を作りました。


世界大会は終わりましたが、「負けだことによって得られるもの」を得るためには、

前に足を踏み出さなければなりません。

今回のグランプリで勝てなかったチームに、僕はあえておめでとうございますと言いたいです。

ここから本当の価値を手に入れらるからです。


この仕組みを作り上げるために、僕らは本当にたくさんの努力をしてきました。

今なおその仕組みは毎年、進化しています。

その進化した我々の仕組みを是非、これからも徹底的に活用してください。


そして最後に言わせてください。

この仕組みづくりに貢献してくるている宝物社のスタッフに心から感謝をしています。

ありがとうございました。


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